初めてのCO2算定から中小企業版SBT取得まで一気に実現

取引先から脱炭素の取り組みについて聞かれて、「そろそろうちも取り組んだ方がいいかな」と思っている、経営者やサステナビリティ担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回インタビューさせていただいたフネンアクロス社は、取引先からの連絡をきっかけに、一気に脱炭素の取り組みを加速させました。当時の社内にはサステナビリティや脱炭素に詳しい社員がおらず、どこから手を付ければいいか分からないという状況からどのように推進したのか、お話を聞いて来ました。

目次

ScopeXを導入する前に抱えていた課題

荒井様)会社として脱炭素に取り組むことになった背景は、取引先から脱炭素の取り組みについて聞かれたのがきっかけでした。自社のCO2排出量を把握しないといけない、という世の中になってきているのはなんとなく感じていました。
そこで、いざ算定しようとその方法を調べたら、予想以上に大変な作業だということが分かりました。

解決策の情報収集の仕方

荒井様)まずはお付き合いのある銀行へ相談したところ、環境コンサルタントを紹介していただきました。その後に、保険会社にも相談したところ、ScopeXをご紹介いただきました。算定サービスについて具体的なお話を聞いたのは貴社も含めて2社ですね。
他には、埼玉県(秩父工場のつながりで)のよろず支援拠点が開催しているセミナーに参加しました。そこでSBTについてのお話を初めて聞きました。あとは環境省のサイトも情報収集として活用していました。

左から、取締役 総務部部長  荒井様、 総務部 副部長 山本様、総務部 経理課 幸平様

ScopeXをご導入された決め手

荒井様)最初に環境コンサルタントと打ち合わせをしました。自社で取り組む内容がとても多く感じてしまい、難しそうだな、自社で算定出来るイメージが出来ないな、というのが正直な印象でした。

その後にScopeXのお話を聞いたのですが、説明がシンプルでとても分かりやすかったです。弊社には脱炭素について詳しい人間がいなかったので、分からないことだらけでしたが、私達の目線に合わせて分かりやすく説明してくれているのが伝わりました。

なによりも、自社でやらなければいけない作業を一緒にやってくれる、一緒に理解しながら進めてくれる、というサポート体制は一番嬉しかったです。
最終的には自分たちだけでも算定できるようにしたいと思っていたので、お話を聞いて「これなら自社でも出来そう」というイメージが出来ました。あとは営業担当の方のお人柄や、丁寧なコミュニケーションもとても好印象でした。

そのため、ScopeXを導入した決め手は、

・サポート体制の手厚さ
・「自社でも算定出来そう」というイメージを持てた
・営業担当者の人柄

このあたりが特に大きかったですね。

ScopeX導入後の成果や所感

荒井様)まずは、CO2排出量を算定できたという事実、これは間違いなく自社にとってとても大きな成果です。

そして、その算定結果を活用した中小企業版のSBT申請、こちらもScopeXチームのおかげで取得することができました。SBT申請についても分からない点が多かったのですが、具体的な回答方法や、質問書の解説をしていただいたおかげで取得することが出来ました。

幸平様)算定を進めるにあたって他部署からデータや情報を収集するので、これまでよりもコミュニケーションが活発になったのも良かったです。電気の利用量について大家さんへ何度も連絡したら、請求書へ記載してもらえるようになったという話もあります。こういう仕組みから変えていけるという点も良かったですね。

今後の目標

CO2算定と中小企業版SBT取得で、やっと脱炭素活動のスタートが切れたと思っています。

今後は脱炭素について環境委員会だけでなく、社内の意識醸成をすること。それから具体的なCO2の削減施策(再エネ導入や太陽光パネルの設置)についても取り組んでいきます。

みなさんが個人で取り組んでいる脱炭素ルーティン


荒井様)フードロス対策として、家の冷蔵庫をキレイにするのを心掛けています。
マイカーは10年以上ハイブリッド車に乗っています。ドライブが好きで結構あちこち行くので、環境にも配慮するようになりました。
あとは、宅配だと再配達をしないように置き配、または時間指定を徹底しています。

幸平様)マイバックの利用は習慣になっています。あとは節電ですね、電気を付けるのは1部屋までと決めています。

山本様)私は特別なことはしていませんが、節電や節水は意識しています。

会社として取り組んでいる脱炭素活動

荒井様)昼間のオフィスは基本的に全消灯していて、出来るだけ自然光で仕事しています。
あとは3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進ですね。

※取り扱い製品


フネンアクロス株式会社 HP

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