テレワークを中心とした働き方改革の実現に貢献する情報セキュリティカンパニーとしての新たな責務

アセンテック株式会社
(右)執行役員兼管理本部長 佐藤 正信様
(左)管理本部 営業業務部主任 櫛野 莉花様
現在、多くの企業でリモートワークという働き方が当たり前になってきているのではないでしょうか。
今回、取材をさせて頂いたのは、新しいワークスタイルの実現に向け、仮想デスクトップ及びセキュリティ製品を開発・提供をしているアセンテック株式会社です。
同社は、「簡単、迅速、安全に!お客様のビジネスワークスタイルの変革に貢献する。」の企業理念のもと、仮想デスクトップに関連する製品開発、販売及びコンサルティングサービスを主な事業とし、サイバーセキュリティ対策ソリューションにも力を入れている会社です。
仮想デスクトップは、安全で利便性の高いテレワークを実現するソリューションです。
そのため同社では、テレワーク、在宅勤務の普及を通じて、通勤や移動にかかるエネルギー消費量の削減に取り組んでいます。
管理本部、本部長佐藤様と営業業務部主任の櫛野様に温室効果ガスの算定のきっかけについて伺いました。
御社がCO2算定にいたった背景について教えてください。
コーポレートガバナンス・コードなどで、環境やサステナビリティへの取組みが求められるなか、自社の目標を定めるにあたり、必要となったことがきっかけでした。
そのようななかで、「ISO 14001:2015環境マネジメントシステム」と、温室効果ガス排出削減目標のグローバル基準である「SBT」の中小企業向け認定(Small and Medium-Sized Enterprises (SMEs))の取得に向けて動き出しました。
そこで、CO2算定に関しては、SBTの申請に必要だったこともあり、算出しようということになりました。しかし、算定を行ったことがなかったので外部に協力を依頼つつも、将来的に自社で算定できるようにアドバイスをしてもらえる会社を探し始めました。
TBMさんにお願いをする前は、CO2算定をコンサルティング会社に資料を提供して、提供された資料に基づきコンサルティング会社が算定をしていました。
コンサルティング会社様に依頼していた所から、ScopeXにお問い合わせいただけたのはなぜでしょうか。
コストと内製化が理由です。
コンサルティングを依頼した後に自社で算定できるよう取り組んだものの、算定のロジックが難しく、理解ができなかったんです。SBT認定の取得は完了しているため、算定に関しては毎年報告する必要があります。コンサルティングを毎年お願いすると費用もかかってしまうため、内製化をするために算定ツールの検討を始めました。
5社ほどに問い合わせて、資料請求をしていきました。その際にTBMさんのScopeXも検索に出てきたので、連絡させて頂きました。

複数のCO2算定ツールからScopeXをお選びいただけた理由をお伺いできますか?
詳しく話を聞いてみようと思ったのは、電話で少し話しをした際に、専門知識が豊富でなくても算定の内製化が可能となるよう、サポートいただけるとご説明いただいたからです。
また、ScopeXというツールが、初年度、算定するための根拠資料を固めることで、翌年度以降、専門知識が豊富でなくても、算定するための根拠資料を集めて、必要な箇所に入力するだけで、算定できそうだと期待したからです。
実際の算定時も、初年度の根拠資料を作るのは、複雑な議論をしましたが、一度作成できれば、翌年度は簡単に作成できました。
また、TBMさんは、CO2算定だけではなくCDP(企業や自治体の活動が環境に与える影響についての情報開示システム)のコンサルティングサポートもいただけるとのことだったので、その点もよかったですね。
実際に導入後は思った通りのサポートになりましたでしょうか。
サポートに関しては、事前に期待したとおりしっかりサポートいただけたと思います。レスポンスも早く、すぐ対応いただけたのは助かりました。
ただ、弊社用に作成いただいた算定ルール表(エクセル)を見た時には、思ったより複雑だなと思いました(笑)
実際の作業をしているのは櫛野になりますが、櫛野さんどうだった?
「作業をする際にルール表を見ながらScopeXに入れてみましたが、ちゃんと算定できたので良かったですよ。(櫛野氏)」
あ、そう?それならよかった(笑)
算定ルール表(エクセル)は、ScopeXの入力項目のINDEXがあるとより作業しやすいと思いますので、そこはさらに改良いただけると嬉しいかな。
すみません、すぐに対応いたします!ちなみに今後の目標もお伺いできますでしょうか。
一番は、SBT認定の目標を達成させたいですね。なので、算定後の削減施策を進めていきたいと思います。
また、CDPのスコアを向上させていくことや、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD;Task Force on Climate-related Financial Disclosures))の検討などです。CDPは非常に難しく、CDPスコアも向上していきたいと思っていますので、来年CDPのサポートもお願い出来ればと思っています。
【佐藤様と櫛野様の脱炭素ルーティン】
エコバックを使うようにしていますね。あとはペットボトルのゴミが出ないように気を付けて、マイボトルの持ち歩きもしています。家でもペットボトルだらけになると妻に怒られてしまいます(笑)なので、ソーダストリームを愛用しています。